金城学院のこれからについて

理事長メッセージ

金城学院大学および金城学院幼稚園の設置者変更について

1 関係者の皆さまへ

平素より金城学院の教育活動に、温かいご理解と力強いご支援を賜り、心より御礼申し上げます。このたび学校法人金城学院は、金城学院大学および金城学院幼稚園について、設置者変更に向けた協議と必要な準備を進める方針といたしました。

ここでいう「設置者変更」とは、大学や幼稚園を設置し、責任を持って運営する学校法人(設置者)が変わることを意味します。これは、教育の質を高め、それぞれの強みを活かしながら、次の時代にふさわしい教育体制へ発展させていくための前向きな選択です。学生や園児の皆さまの学びや育ちを大切にしながら、より充実した教育の実現に向けて準備を進めてまいります。

なお、以下は現時点の方針であり、所轄庁の認可を前提として、必要な手続きを進めながら具体化してまいります。関係者の皆さまに誤解やご負担が生じないよう、確定事項と検討中事項を丁寧に切り分け、適切な時期に順次お知らせいたします。

2 金城学院が大切にする三つの軸

第一に、建学の精神の継承です。金城学院が大切にしてきたキリスト教に基づく教育の根幹は、設置者が変更しても揺らぎません。教育の本質は、制度や名称だけにとどまるものではなく、学びの中身と人の育ちにあります。私たちは、この原点を将来にわたり確かなものとして受け継いでまいります。

第二に、教育の質と連続性です。大学における学び、幼稚園における育ち、そして中学校・高等学校の学びの積み重ねは、どれも一人ひとりの人生に深く関わります。だからこそ、学生・生徒・園児の皆さまが、いま目の前の学びと生活に安心して向き合えることを最優先にしつつ、教育内容、学びの環境、支援体制の充実にも丁寧に取り組んでまいります。

第三に、金城学院の将来に向けた取り組みです。設置者変更は、未来をつくるために行います。学校法人金城学院は今後、中学校・高等学校を運営する法人として、教育内容の充実、学びの環境整備、人材育成に一層力を注ぎ、時代に求められる教育の価値を磨き上げてまいります。

3 設置者変更の概要

金城学院大学は、2028年4月から設置者を学校法人名古屋学院大学とし、金城学院幼稚園は、2027年4月から設置者を学校法人名古屋YMCA学園とする方針です。いずれも、日々の学びや育ちの連続性を保ちつつ、段階的かつ丁寧に進めてまいります。

4 金城学院大学について(大学の学びを守り、発展につなげるための移行)

大学について最も大切なことは、在学生が安心して学びを続け、卒業・修了に向けた歩みを着実に進められることです。設置者変更は、単に現状を維持するためではなく、教育内容や学生支援、学びの環境の充実をより一体的に進め、大学の教育力を高めていくための発展的な移行であると考えています。金城学院大学が培ってきた女性教育の強みを活かしながら、建学の精神を一にする名古屋学院大学との新たな連携によって学びの幅と可能性を広げてまいります。

(1)在学生・保証人・入学予定者の皆さまへのお約束
・学修の継続と学位取得を最優先とし、学事・履修・学生支援について丁寧に対応してまいります。
・設置者変更後も、大学名は「金城学院大学」とします。
・現在の教育体制の連続性を重視し、急激な変更によって学びの現場が混乱することのないよう進めます。キャンパス、学部・学科の配置は変わりません。
・奨学金や修学支援等について、在学生の学びが滞らないよう、制度・運用を確認しながら継続性を確保します。
・キャリア支援、学生生活支援、相談体制について、現在の体制を大切にしながら、より丁寧に整えてまいります。

(2)共学化について
金城学院大学の将来的な発展と学生募集環境の変化に対応する観点から、設置者変更後の新たな運営主体の下で、2029年度を基本として共学化を検討します。もっとも、これは移行前の現在において、何かを直ちに変更することを意味するものではありません。女子大学として培ってきた教育の特色や支援の蓄積を大切にしながら、在学生の学修保障と教育の連続性を最優先に、十分な準備と説明を前提として慎重に検討されるべき事項であると考えています。

(3)卒業生・修了生・地域の皆さまへ
卒業生・修了生の皆さまにとって、母校は人生の拠り所です。卒業生・修了生の皆さまとのつながりをこれからも大切にしてまいります。また、卒業後に必要となる各種証明書の発行等についても、円滑に対応できる体制を確保します。また、大学は地域の知の拠点であり、キャンパスは地域の教育基盤でもあります。地域との関係を大切にし、教育・研究・社会連携を継続し、さらに深めてまいります。

(4)教職員の皆さまへ
大学を支えるのは教職員です。教育・研究・学生支援の充実を着実に進めていくうえでも、移行期における教職員の安心は欠かせません。金城学院としては、雇用について法令を遵守し、関係先との丁寧な協議を前提として、希望も踏まえながら、教職員の皆さまの個別具体の不安に誠実に向き合う枠組みを整えてまいります。

5 金城学院幼稚園について(園児の安心と育ちを守り、より充実した教育・保育への移行)

幼稚園について最も大切なことは、園児が毎日を安心して過ごせること、そして保護者の皆さまに変わらぬ信頼を持っていただくことです。設置者変更とは、幼稚園の運営に責任を持つ学校法人が変わることであり、園児の皆さまの日々の生活や育ちを急に変えることを目的とするものではありません。金城学院が大切にしてきた教育・保育を丁寧に引き継ぎながら、より充実した教育・保育環境へとつなげていくための前向きな移行です。
・金城学院幼稚園がこれまで大切にしてきたキリスト教の精神に基づく幼児教育および「愛され、育ちあう。」という教育理念は、継承されます。日々の教育・保育の連続性を重視し、行事や教育・保育内容、園環境もそのまま維持することを基本としています。
・設置者変更後も、園名は「金城学院幼稚園」とします。
・教職員の雇用についても、法令を遵守し、関係先との丁寧な協議を重ねながら、園児の育ちを支える体制が継続できるよう、誠実に進めてまいります。
・名古屋YMCA学園とは、キリスト教精神に基づき、子ども一人ひとりを大切にする教育・保育の面で親和性があります。両者の強みを活かし合うことで、園児にとってより豊かな育ちの環境につながるよう、丁寧に進めてまいります。

6 金城学院中学校・高等学校について(これからの金城学院)

設置者変更後を見据え、金城学院として責任を担う教育領域の将来像も明確です。今後、学校法人金城学院は、中学校・高等学校を運営する法人として、教育の質をさらに高めるための充実と工夫を重ねてまいります。それは、単に現状を守るということではありません。探究、国際性、人間形成、進路実現をより確かなものとし、教育価値を次の時代にふさわしいかたちで育てていくことです。金城学院は、これからも生徒一人ひとりの成長に責任を持つ教育機関として、地域社会に貢献し続けます。

7 今後の情報提供について

今後、関係者の皆さまに誤解やご不安が生じないよう、確定した事項から順次、適切な方法でお知らせしてまいります。引き続き、必要な情報を丁寧にお伝えしながら、誠実に準備を進めてまいります。

8 結びに

今回の設置者変更は、金城学院が大切にしてきた教育を、将来にわたり確かなものとして受け継ぎ、新たな連携の中でさらに発展させていくための意思決定です。学生・生徒・園児・ご家族・教職員・卒業生・修了生・地域・ご関係者の皆さまの思いに、私たちは誠実に向き合います。金城学院はこれからも、建学の精神を軸に、教育の質を守り、未来へ向けた金城学院の歩みを進めてまいります。引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2026年4月29日
学校法人金城学院
理事長 小室 尚子

FAQ

本FAQは、現時点での公表内容および方針に基づき作成しています。今後の協議や手続の進展に応じて、内容を更新する場合があります。

 

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