理事長・学院長メッセージ

理事長・学院長 小室 尚子

理事長・学院長 小室 尚子の写真

金城学院は、創設者アニー P. E. ランドルフ先生の志「福音主義キリスト教による女子教育」を建学の精神として136年の歴史を歩んできました。その教育の3本柱は、「女子教育」「全人教育」「国際理解」です。

明治時代に入り、1873年にキリスト教宣教が解禁されたことにより、既に来日していた初期の宣教師たちは、宣教活動とともに教育に力をいれました。とくに女子教育の遅れを憂えた婦人宣教師たちは、女子教育に力を注ぎます。キリスト教主義の女子教育の開始です。福音主義キリスト教の思想に基礎を置く教育は、欧米の新しい人間観や、社会観を日本の若い女性たちに植え付けました。それが、この国で婦人の地位を向上させるための素地となるのですが、これは日本の歴史に大きな意義をもつことともなりました。「キリスト教主義の女子教育機関が、人類皆平等という平等観にたって、キリスト教を通して新しい人格主義による女性観をつちかい、育んだことは、日本の女性史の上でも革新的意味を持つ」と『日本近代教育史事典』(平凡社)にも記されていることです。本学も、創立以来のその精神を堅く受け継いでまいりました。

本学院のスクールモットーは、旧約聖書内の文書「箴言」の言葉、「主を畏れることは知恵の初め」です。主(創造主である神)の前にへりくだり、主を畏れ、主に生かされる者として相応しい自己を成長させて行く。キリスト教主義学校である金城学院各学校での学びと研究は、このスクールモットーの下で展開されています。

各学校では、それぞれに教育スローガンを掲げています。幼稚園では「愛され、育ち合う。」中学校高等学校では「社会に参画し、主体的に生きる。」、大学では「強く、優しく。」です。これらは、一個の人間の成長と人格の形成のために掲げられたものです。

変化する人間の社会のさまざまな状況の中で、何が求められているのかを判断する力、また自分の意見を明確に表明し、行動する力。相手の立場に立つことができる心、また、相手を支え、寄り添う心を持つ。そのような全人教育を金城学院は目指しています。そして、これからますます重要となる女性の社会的活躍と影響力の発揮のために、リーダーシップを持つ人材、幅広い教養と専門性を兼ね備えた人材を社会に送り出してまいります。

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